白でもなく黒でもない

素(白)人と玄(黒)人の間にいる僕自身が、白黒はっきりさせずに曖昧な感じで気楽に、方向性を決めない雑記ブログを目指します。

賃貸生活で気になる部屋の防音対策について考えてみました

はじめに

賃貸住宅に住んでいると、隣に住んでいる人の話し声がうっすらと聞こえる、トイレを流した音や扉の開閉音が聞こえるなど、部屋の防音性を気にした経験はありませんか?
子供がいると余計に気になるもので、防音について考えたことをご紹介したいと思います。
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防音対策について考える

そもそも音とは何か?

音の正体は波
音波という言葉のとおり、音の正体は海の波の様に上下に振動している波です。水面に水を滴らせると波紋が放射状に広がっていきますが、音も同じで一ヶ所で発生したものが放射状(立体的)に広がります。

空気を伝わる音と固体を伝わる音
音には空気中を伝わる音と固体中を伝わる音の2種類があります。
空気中を伝わる音は空気を振動させることで音が伝わり、空気音と呼ばれます。固体を伝わる音は固体を振動させて伝わる音で、固体音と呼ばれ、空気中を伝わった音が壁(固体)にぶつかると壁は振動します。

防音対策では空気音対策と固体音対策が必要

まずは空気音について。
遠くで「パンッ」と音がなった時、距離が離れると小さく聞こえます。これは空気音は距離に応じて小さくなりやすいという性質があるためです。

続いて固体音について。
一方、壁等を伝わる固体音は小さくなりにくいという性質があります。これは昔遊んだ糸電話を思い出してもらうとイメージしやすいです。
糸電話では、糸中を固体音として伝わった音が反対側の紙コップから聞こえるというものですが、小さな声で話し掛けても、反対側ではっきりと聞き取れますね。
このように固体音は距離が離れても小さくなりにくいという性質があります。

この様な性質の違いがあるため、防音を考える際には空気音対策と固体音対策を分けて考える必要があります。空気音対策の基本は距離を離す、固体音対策は固体を重くし振動しにくくすることが基本になってきます。

固体音対策は難しい

固体音対策の基本は重量を重くすることですが、単純に重さを2倍にしても、計算上4.6dBしか音は小さくなりません。
4.6dBというのは、感覚として音量が約70%になる程度の防音効果でしかありません。

そんな固体音に対する防音ですが、現実的な方法としては二重構造にする方法があります。二重窓もそのひとつで、ガラスの様な固体の間に空気の層を作ることで、防音を図るというものです。

二重構造について簡単に説明します。

音は空気中を伝わり壁等にぶつかります。ぶつかった音は、反射されたり、壁の中に固体音として伝わったり、熱に変わったりします。反射された音は別の壁等で再反射して、弱くなって再び壁にぶつかります。

固体中に伝わった音は、固体の反対側まで到達すると、今度は空気を振動させて空気音に変わります。二重構造では、この空気音は再び固体にぶつかり固体音になります。これを整理すると次のようになります。

音(空気音)→壁(固体音)→二重構造の真ん中の空間(空気音)→壁(固体音)→隣の部屋(空気音)

二重構造では空気の層を挟むことで、音の反射や吸熱を発生させ、音の持つエネルギーを小さくするというものです。

防音対策のあれこれ

1.防音カーテン
部屋で一番音が漏れるのは窓です。その窓の防音性能をあげるために、防音カーテンというものがあります。
二重窓にするのはコストがかかりますし、賃貸住宅だと無理なので、防音カーテンは選択肢に入るかと思います。防音カーテンを購入する際は、遮音等級という表示がありますので、それを確認してください。

2.発泡スチロール
そもそも軽いので防音効果はありません。空気の層があるので、あるのは断熱効果です。

3.エアパッキン(プチプチ)
発泡スチロール同様に防音効果はありません。あるのは断熱効果です。また窓に貼ることで結露防止にはなります。

4.段ボール
軽いので防音効果はありません。

5.壁際に本棚を配置する
壁際に本棚等の重量物を配置する防音対策があります。これにはある程度は効果あります。
しかし、壁の重量を2倍にしても4.6dBの防音効果だと書きましたが、本棚の重量は壁の重量と比較してそんなに重くありません。また、隙間があると音はそこから漏れてしまいますので4.6dBよりも小さな防音効果です。

防振について

これまで音だけに焦点を当てていましたが、足音等の振動音も考える必要があります。足音は床を直接振動させる事で固体音として伝わります。

この様な防振対策としてはマットを敷くことが効果的です。子供の体重くらいなら十分に和らげる事ができます。ただし、飛び跳ねる等で建物自体を振動させる強いエネルギーに対しては、マットでは効果がありません。コンクリート造りの1階に引っ越した方が懸命です。

さいごに

騒音は感覚公害と呼ばれている様に、ひとによって感じ方が異なります。そのため、一番の防音対策は近隣への挨拶だと思います。子供が生まれたら挨拶をするなど、コミュニケーションを図ることが大切です。音の原因が分かれば、案外イライラしないものです。