目指せ!超・雑記ブログ

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生産技術の基本は「流れを作る事」という考えに至る3ステップ

はじめに

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生産技術という仕事を10年以上続けているけれど、いまだにこの仕事の内容で理解できない事が多い。そもそも生産技術ってなんだろうと。生産技術の仕事内容について書かれている本も少ないので、何をやっているのか一般的に理解されていないと思う。僕自身も上手く説明できない事がもどかしく、この機会に整理します。

生産技術が「流れを作る技術」だと思う理由

ステップ1) 基本は良いモノを効率的に作る事

生産技術に関係する事といえば、製造技術、工法開発、設備開発、生産技術開発、IE(インダストリアル・エンジニアリング)等があり、とにかく範囲が広い。工場の生産設備の修理・保全も生産技術の守備範囲だ。極端な話生産に関わる技術であれば何でも生産技術と言えるのかも。そんな感じなので、生産技術の本質は何なのだろう?と思い悩んだり、自分の専門性を心配したりした事もある。

そんな何でも屋みたいな仕事だけれど、基本はひとつ「良いモノを、効率的に作る」事という事。ものづくりの現場で、これは常に求められている事です。良いモノというのは、品質が高いモノ。品質には設計品質と製造品質があるけれど、現場で追及するのは製造品質。つまり不良品は絶対に作らないという事。効率的というのは、無駄(ムダ・ムリ・ムラ)が排除された方法で、短時間で多くの製品を作る事。これらを実現するには技術が必要で、その技術こそ生産技術です。

ステップ2) 整然とした流れこそ効率的なものづくり

水が高いところから低いところに淀みなく流れる状態は、無駄がない状態でとても美しいと感じる。工場で原材料から製品を作る工程も、この川の流れの様に淀みなく(無駄な中間在庫がなく)進んでいく状態は、とても美しい。生産技術という仕事目的は、「良いモノを、効率的に作る」という活動を通して、淀みない水の流れの様な状態を製造工程に作る事です。

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ステップ3) 製造技術等は生産技術実現の手段

淀みない水の流れの様な製造工程を作るために、その手段として製造技術、工法開発、設備開発、生産技術開発、IE(インダストリアル・エンジニアリング)等の技術はあります。設計された製品をどの様な方法で作るか(工法開発)、どの様な設備で作るか(設備開発)を考え、工場に生産設備を敷設し生産を開始する。そして設備の故障や不具合を処理しながら安定的に生産を続け(製造技術)、IEにより無駄を排除する。世の中に新しい技術生まれれば、それを自社で活用できる様に開発し(生産技術開発)、全体として生産技術力を向上させていく。生産技術はそんな仕事です。

さいごに

生産技術を考えていると、やらなきゃいけない事が多過ぎて、何をやっているのか、何をやっていいのかわからなくなる事がある。そんな時こそ基本に戻って「流れを作る」事を考える必要がある。生産技術は生産の流れを作る事だ。そのための手段として製造技術、工法開発、設備開発、生産技術開発、IEがある。様々な部署、人と協力してやっと成し遂げられる面白みのある仕事だ。